激レア!? その昔の「朝日新書」発掘
こんにちは、友澤です。
藤田君、激務お疲れさまです(涙)。がんばれー。でも人生は長いのよー、あまり無理しないで。
では、今日はつなぎで不定期連載、新米書籍編集者の、新書立ち上げ記?を。
狭くて窓がなく、携帯も通じにくいこの「新書発行プロジェクト室」の部屋、実は書庫部屋だったところです。なので、私たちの周りは、過去出版した保存版の書籍がぎっしり入った本棚に囲まれています。そこに、机を押し込んでいるのです(そのうち引っ越すらしいですが)。
「これじゃ、私たちの資料が入らない! どっか本棚空けておくれよー!」
と訴えていたところ、本棚の整理が始まりました。すると、出てくるわ、出てくるわ。過去出版された本の数々……。
そんななかに、なんと、その昔の「新書」を発見! わが社は1950年代に新書を出していたのですね。知らなかった……。
創刊は1953年秋、第1巻は、読者の投稿を集めた『朝日俳句』でした。選者がすごい、なんと高浜虚子選。第2巻は、『朝日短歌』で、斎藤茂吉選!
定価は1冊100円から150円でした。今の新書に似てますが、ちょっと縦長。ハヤカワミステリ文庫ふうです。
『黒船から100年』『社会保障』『みつまめ随想』『女囚とともに』などなど……、ジャーナリズムからクイズ本、エッセイや小説まで、じつにさまざまなジャンルの新書が出版されていたのでした。
刊行の辞には、こうあります。
「・・・それだけに、広く文化人として知っておきたいような事がらを盛ったものを、できるだけ手軽に読者に提供することは、新しい出版ジャーナリズムの一任務といってよい。
(中略)
範囲は、できるだけ幅を広くし、思想・文学・美術・科学より習俗・趣味にいたるまで、およそ現代人の心の糧となるような諸問題にわたり、且つ青少年、家庭の主婦にも理解できるように、やさしい表現にも心がけることにした」
読み上げて、みんなで顔を合わせました。
「やばいじゃん、50年前と、考えてること、似てるじゃん」
うーん。。。
それにしても、岩波新書が1938年創刊、河出新書1948年創刊。
これが続いていればいまごろは……、なんて、思ったり。
先輩方の志を受け継いで、長く愛される新書めざしてがんばります。
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